「べんきょう」という言葉を聞いただけで、ぷいっと横を向いてしまう。そんなお子さんの姿に、頭を悩ませている保護者の方は少なくないでしょう。「やらされる」という気持ちが先行してしまうと、学ぶこと自体に苦手意識を持ってしまうこともあります。どうすれば、子どもは楽しみながら学んでくれるのでしょうか。

そのヒントは「ゲーム感覚」にあります。多くの子どもがゲームに熱中するように、学習にもゲームの要素を取り入れることで、「嫌い」を「楽しい！」に変えられる可能性があります。

例えば、ゲームには「ステージをクリアする」という明確なゴールがあります。学習においても、「このドリルが終わったらシールを貼る」「問題をクリアしてポイントを貯める」といった、目に見えるゴールとご褒美を用意することで、子どものやる気を引き出すことができます。

また、ゲームのように失敗しても気軽に再挑戦できる環境も大切です。間違えることを恐れず、「もう一回やってみよう！」と思える安心感が、学習へのハードルをぐっと下げてくれます。

最近のタブレットを使った学習教材などには、子どもを飽きさせないためのストーリー性やキャラクター、クリアする喜びといった「ゲーム感覚」の工夫が豊富に盛り込まれています。「勉強」という堅苦しいイメージを取り払い、「楽しいチャレンジ」として捉え直すこと。それが、お子さんの学ぶ意欲を育む第一歩となるでしょう。