タブレット学習で「自分で考える力」を養う。小学校で役立つ学習の土台作り

これからの時代を生きる子どもたちに求められるのは、知識の量だけでなく、それをどう使うかという「自分で考える力」だと言われています。言われたことをこなすだけでなく、自ら課題を見つけ、解決していける人に育ってほしい。これは、多くの保護者が抱く願いではないでしょうか。

では、幼児期にこの大切な「考える力」の土台をどう作ればよいのでしょう。実は、タブレット学習の中には、そのためのヒントがたくさん隠されています。

タブレット学習は、単に知識を一方的にインプットするだけではありません。例えば、「このブロックを組み合わせて、乗り物を作ってみよう」といった、答えが一つではない課題があります。子どもは「何を作ろう?」「どう組み合わせればカッコよくなるかな?」と頭をフル回転させ、創造力を働かせます。

また、ゴールまでの道筋を自分で見つけるようなゲームでは、何度も試行錯誤が求められます。「この方法だとうまくいかない。じゃあ、次はこうしてみよう」。この粘り強く解決策を探るプロセスこそが、論理的な思考力や問題解決能力を育むのです。

小学校以降の学習でつまずきやすいのは、答えを暗記するだけでなく、自分の頭で考えて答えを導き出す必要のある応用問題です。
幼児期から、遊びを通して「考えるって面白い!」という体験をたくさんしておくこと。それが、将来の学習で役立つ何よりの土台作りになります。お子さんが画面の前で「うーん」と頭をひねっている時こそ、「考える力」がぐんぐん育っている瞬間なのかもしれません。