子どものやる気を引き出す魔法。効果的な「褒め方」と「励まし方」

「すごいね!」「えらい!」。子どものやる気を引き出そうと、たくさんの褒め言葉をかけている保護者の方は多いでしょう。しかし、褒めているつもりでも、なんだかお子さんに響いていないように感じることはありませんか。また、失敗した時にどんな言葉で励ませばよいか、迷うこともありますよね。実は、子どもの心を動かす「褒め方」と「励まし方」には、ちょっとしたコツがあるのです。

まず「褒め方」のポイントは、結果だけでなく「過程」に注目することです。「100点が取れてすごいね」という褒め方も良いですが、「難しい問題も、最後まであきらめなかったのがすごいね」「毎日コツコツ頑張ったから、できるようになったんだね」と、努力や姿勢を具体的に言葉にしてあげましょう。すると子どもは、結果だけでなく頑張ること自体の価値を学びます。

次に「励まし方」です。失敗した時に大切なのは、それを「次につながるチャンス」と捉えさせてあげること。「おしい!あと少しだったね。どこで間違えたか、一緒に見てみようか」と声をかけることで、子どもは失敗を恐れず、原因を考えて次に活かす姿勢が身につきます。

タブレット学習の履歴は、「今日はこんなに頑張ったんだね」と過程を褒める良い材料になります。間違えた問題も「次への挑戦状」として、親子で楽しむきっかけにしてみましょう。

効果的な褒め方・励まし方は、お子さんの「ありのまま」を認め、その努力のプロセスに寄り添うことから始まります。あなたの言葉という魔法で、お子さんの「挑戦したい」という気持ちを温かく育んでいってあげてください。